・タイミー上でのホテルのスキマバイト募集人数は7月に過去最高に。前年同月比では、5月は約8.7倍、6月は約9.2倍、7月は約6.7倍に拡大。
・国内の旅行需要回復はもちろん、インバウンドの訪日外客数の増加がホテル業界のスキマバイト利用を後押しか。
・タイミーで求人を掲載いただいているホテルの数が増加しており、今年5月から7月にかけては約1.3倍に。客室稼働率の増加だけでなく、タイミーワーカーを活用する業務も広がったことで、1ホテルあたりの募集人数も増加傾向。
・首都圏だけでなく、福岡や北海道、沖縄、京都など全国各地のホテルでの活用が広がる。

・タイミー上でのレンタカーのスキマバイト募集人数は7月に過去最高に。前年同月比では、5月は約11.6倍、6月は約12.0倍、7月は約11.7倍に拡大。
・ホテル業界同様に旅行需要の増加はもちろん、コロナ禍でこれまで制限されていた出張など、ビジネスでのレンタカー利用の増加がスキマバイトの活用を後押し。
・洗車や車内清掃、車両移動や給油などの業務でスキマバイトの働き手を活用。

タイミー上に掲載されているホテル業界のスキマバイトの募集人数は増加傾向にあり、直近7月には過去最高となりました。

また、直近3ヶ月の募集人数の前年同月比を見てみると、5月は約8.7倍、6月は約9.2倍、7月は約6.7倍となりました。8月以降も引き続き募集人数は拡大することが予想されます。

①旅行・インバウンド需要の拡大
募集人数増加の背景には、国内の旅行需要の回復はもちろん、インバウンド需要の復活が考えられます。
観光庁が7月31日に発表した「宿泊旅行統計調査（※1）」によると、2023年6月にホテルや旅館に宿泊した日本人と外国人の合計は延べ4626万人でコロナ前の2019年6月と比較すると1.0％増となりました。
また、日本政府観光局によると、2023年6月の訪日外客数は207万3300人となり、コロナ前の2020年2月以降初めて200万人を突破しました（※2）。
このような旅行やインバウンド需要の回復が、ホテル業界におけるスキマバイト需要の増加に大きく影響していると考えられます。

※1：観光庁「宿泊旅行統計調査」https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/shukuhakutoukei.html
※2：日本政府観光局「訪日外客数」https://www.jnto.go.jp/news/20230719_monthly.pdf

②求人を掲載するホテルの数が増加
タイミーで求人を掲載いただいているホテルは増加傾向で、今年5月から7月にかけてタイミーで求人を掲載しているホテルの数は約1.3倍となりました。

③1ホテルあたりの募集人数が増加
求人掲載いただいているホテルの数の増加だけでなく、1つのホテルで出されている募集人数も増加傾向にあります。
1ホテルあたりの募集人数が増えている理由としては、客室稼働率が向上していることだけでなく、タイミーワーカーを活用する業務の幅が広がっていることが挙げられます。
例えば、これまでホテルのスキマバイトの仕事はレストラン業務が比較的多い傾向にありましたが、直近では清掃業務にも活用が広がっています。これまで清掃業務を外部業者へ委託していたホテルが、タイミーワーカーの活用により、業務を内製化するようになったという動きもあり、ホテル内の様々な業務でスキマバイトの働き手が活躍しています。

これまでは首都圏のホテルを中心にタイミーをご利用いただいておりましたが、福岡や北海道、沖縄、京都など全国各地のホテルでご活用いただくことが増えています。各地域の募集人数の前年同月比を見てみると、北海道は約4.4倍、京都府は約9.0倍、福岡県は約8.4倍、沖縄県では約3.7倍といずれの地域でも大きく増加しています。

最近ではレンタカー業界でのスキマバイト利用も伸びており、2023年7月には過去最高の募集人数となりました。募集人数増加の要因として、ホテル業界同様に旅行需要の増加はもちろん、コロナ禍でこれまで制限されていた出張などが復活し、ビジネスでもレンタカーの利用が増加していることも影響していると考えられます。

また、直近3ヶ月の募集人数の前年同月比を見てみると、5月は約11.6倍、6月は約12.0倍、7月は約11.7倍となりました。8月以降も引き続き募集人数は拡大することが予想されます。

レンタカー業界では下記のようなお仕事で求人が掲載されています。

・洗車業務
・車内清掃業務
・車両移動業務
・給油業務
・インバウンド対応のための通訳業務
など