国際的なリゾート地として国内外から多くの観光客が訪れるニセコ町・倶知安町では、人手不足が喫緊の課題となっています。ニセコ地域などを管轄する岩内公共職業安定所 倶知安分室管内の7月の有効求人倍率は2.06倍（※1）となり、27ヶ月連続で前年同月を上回っています。

そのような状況下において、ニセコ町・倶知安町では、すでに宿泊業や飲食業などにおいてこれまでもタイミーが活用されてきました。タイミーで掲載されている求人の募集人数は両町ともに今年8月が過去最高となり、2022年8月と2023年8月を比較するとニセコ町では前年比約7倍、倶知安町では約5倍で活用が広がっています。

この度、ニセコ町・倶知安町・タイミーの3者で包括連携協定を締結することで、ニセコ町・倶知安町間で働き手を確保・共有し、各町内の事業者の人手不足の解消に取り組んでまいります。また、各町と連携して、子育て世代やアクティブシニア層などの町民に対して「タイミー」の利用を促すことで、地域の潜在労働力を喚起し、人手不足解消を目指します。まずは、冬場の宿泊・観光業を中心に取り組みを開始し、そのほかの時期にも農業などさまざまな業種での活用を進めてまいります。特に宿泊・観光業では、各町だけでなく株式会社ニセコリゾート観光協会、一般社団法人倶知安観光協会とも連携して「タイミー」の活用を推進していく予定です。

地方自治体との事業連携としては、今年3月に初めて岐阜県下呂市と業務提携に関する協定を締結（※2）しており、今回のニセコ町、倶知安町との連携は2つ目の事例となります。
下呂市と連携を開始した今年3月から10月現在までの約8ヶ月間で、市内のワーカー数は約2倍となりました。また、市内のホテルや旅館、農業において「タイミー」の活用が広がり、今年3月と8月を比較すると募集人数が約11.4倍となるなど、取り組みの成果が順調に現れてきています。

当社が掲げる「『働く』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」のミッションのもと、本協定を通じてニセコ町・倶知安町における人手不足解消へ貢献してまいります。

※1：2023年9月29日 管内の雇用失業情勢（https://jsite.mhlw.go.jp/hokkaido-hellowork/content/contents/0508.pdf ）
※2：2023年3月7日 発表：下呂市と業務提携に関する協定を締結（https://corp.timee.co.jp/news/detail-1506/ ）

タイミーを通じた働き手の確保
・ニセコ町・倶知安町の広報誌などを活用し、子育て世代やアクティブシニアを中心とした町民に対してスキマバイトサービス「タイミー」の認知を拡大
・各町内や近隣市町村のワーカーを中心に宿泊・観光業や農業などの産業の働き手をタイミー上で募集

事業者向けの説明会実施
・ニセコ町・倶知安町と共に求人掲載する事業者向けに説明会を行い、タイミーを活用しやすい体制を整備