スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺)は、さいたま市および株式会社丸和運輸機関(本社:埼玉県吉川市、代表取締役社長:和佐見 勝、以下、丸和運輸機関)が10月23日(水)に開催した「大規模災害時の物流等に関する研修会」において7名のタイミーワーカーが参加しました。
【大規模災害時の物流等に関する研修会について】
大規模災害時には、大量の物資を迅速に被災者へ供給することが必要です。さいたま市と丸和運輸機関は、2020年3月に「大規模災害時における物資の輸送・荷役等に関する協定」を締結し(※1)、さいたま市で災害が発生した際に丸和運輸機関は市の協力要請のもと、支援活動を行うことになっています。大規模災害が発生した際、被災地への支援物資を輸送する物流拠点において、支援業務を担う人手を早急に確保することで、いち早く被災地の復旧に貢献することが可能となります。
この度開催した「大規模災害時の物流等に関する研修会」では、さいたま市と丸和運輸機関が締結している「大規模災害時における物資の輸送・荷役等に関する協定」のもと、「タイミー」を通じてこれまで物流業界で働いたことがあるさいたま市近郊のワーカーを中心に参加者を募集し、研修を通じて、災害発生時に即戦力として支援業務を担える人材を育成。災害発生時には支援業務のスキルを身につけた研修受講者に対して優先的に求人を公開しマッチングしてもらうことで、迅速な支援活動ができることを目指します。
研修会当日はタイミーワーカー7名が参加し、大規模災害発生時の物流拠点での支援業務について座学や実技を通して学んだほか、参加者同士のグループディスカッションも行いました。
参加者の中には、過去災害ボランティア等として支援業務に携わったことがあり、今回の研修会を通じてより専門的なスキルや経験を身に付けたいという理由で参加された方もいました。
今後も継続的に研修会を行うことで、スポットワーカーへより専門的なスキル習得の機会を提供し、業務の幅や働く機会を広げるとともに、大規模災害時の被災地の復旧・復興に貢献することを目指します。
研修会開催から支援活動までのイメージ
【関係者コメント】
さいたま市 防災課 土井課長
今回の研修会を通して災害時の物流に関する知識やノウハウを学ぶ良いきっかけとなりました。災害時には、自治体で出来ることをやりながらリソースの確保などは外部に委託して対応する必要があり、各社、各団体の役割を明確にして、各々がいかに最適な行動をとれるかが重要だと改めて実感しました。今回研修会に協力していただいた丸和運輸機関やタイミーには有事の際に活動してくださる人材やドライバー、車両の確保、及びその運用を期待しています。
株式会社丸和運輸機関 BCP物流支援企画部 中田晋司様
研修会では座学の講義を担当させていただきました。参加者からは多くの質問をいただき、非常に有意義な時間となりました。
今後予想されている南海トラフ大地震、首都直下型地震をはじめ、これまでの災害とは比べものにならない物資の輸送ニーズが発生すると想定されています。今回の研修会を通じて、災害が発生する前からこのような研修を通じて自治体や関係機関と連携を図る必要性を再確認できました。丸和運輸機関では被災地に迅速かつ円滑に物資をお届けするため、引き続きタイミーと連携して災害時における物資拠点の人員確保の体制構築をしてまいります。
株式会社タイミー スポットワーク研究所 公共政策グループ 山口眞司
さいたま様と丸和運輸機関の取組みでタイミーを活用いただくことで、被災地のために貢献したいという想いを持つワーカーと人手を必要としている支援現場を結びつけることが可能となります。今回、初めての開催となった研修会では7名のタイミーワーカーに参加いただきましたが、今後も多くのタイミーワーカーに研修会へ参加いただきスキルを習得する機会を提供することで、災害発生時の復旧・復興に、人材の観点から貢献してまいります。
【参加者からの声】
・災害時においてのやるべき事 作業の詳細等についてわかりやすく説明してもらったことで知識を身につけることができた。
・実務ベースでのポイントなどを聞くことができ、実際に身体を動かして実務をできたのが、とても良い経験になった。
・グループディスカッションを通じて色々な方の意見を聞くことができて、非常に勉強になった。
■「大規模災害時の物流等に関する研修会」開催概要
名 称:大規模災害時の物流等に関する研修会
開催日時:2024年10月23日(水)13:00 ~ 16:00
開催場所:さいたま市北区内倉庫(埼玉県さいたま市北区宮原町2‐125‐22)
参 加 者:タイミーワーカー7名