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元農林水産事務次官・末松広行氏、スポットワーク研究所顧問就任

株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺)が社会課題解決に向けて、あらゆる産業や地域の課題と向き合い、新しい働き方などの研究・提言・実行を目的に運営する「スポットワーク研究所」は、元農林水産事務次官の末松広行氏が顧問に就任したことをお知らせします。

顧問就任の背景

末松広行氏は、長年にわたる農林水産分野での豊富な経験と知識を有し、農林水産省、経済産業省、官邸、地方行政に携わる中で、日本農政の改革と地域発展に向けた政策を推進されました。

「スポットワーク研究所」は、2021年2月に設立しました。社会課題と向き合い、スポットワークのもたらす価値を追及し、スポットワーカーが安心安全に働ける環境整備や待遇・キャリアアップにつなげる取り組みを推進しています。生産年齢人口が減少傾向にある中で、経済を成長させていくためには、農業は地方における重要な産業のひとつです。

近年、国内の農業従事者数は減少し、従事者の高齢化も進んでいます。農業分野の円滑な担い手確保が求められる中、タイミー社における24年1月時点の農業雇用労働者数は、前年同月と比較して約7倍増を記録しています( ※1)。

今後、末松氏の農林水産領域での経験や専門的知見を経営に活かし、農業を始めとする一次産業への貢献可能性を更に高めてまいります。

(※1)タイミーラボ「九州農政局×スポットワーク研究所対談」https://lab.timee.co.jp/blog/letter/maff

末松広行氏略歴

東京農業大学総合研究所特命教授、東京大学未来ビジョン研究センター客員教授。埼玉県出身。東京大学法学部卒。農林水産省入省後、地方行政(長崎県諫早市)、米問題、食品リサイクルなどを担当する。総理大臣官邸内閣参事官、農林水産省環境政策課長、食料安全保障課長、関東農政局長、農村振興局長などを歴任。2016年、経済産業省産業技術環境局長。2018年、農林水産事務次官。2020年8月に退官。2024年12月より「スポットワーク研究所」顧問就任。

末松広行氏コメント

近年、地域農業の現場でスポットワークが拡がりつつあると感じていました。その折に雑誌の対談機会(※2)があり、タイミーが農業現場での労働力確保に寄与し、更にスポットワークをきっかけとした就農事例を知りました。そこで、スポットワークは、日本の農林水産業にとって重要な役割を果たすのではないかと感じました。

生産年齢人口が減少傾向にある中で、働き手を欲する現場と、スキマ時間を活用して働きたい人々のマッチングは、今後の農林水産業の発展において重要になっていくと思います。

農林水産業におけるスポットワーク活用の普及を推し進め、スポットワークを通じた就農人口を増やすことによる農業の活性化に期待しています。

(※2)時評社「月刊 時評」(2024年11月号)「労働市場の新たな概念を確立し、社会課題の解決に貢献/株式会社タイミー」https://www.jihyo.co.jp/topics/suematsu-top202411-01.html

スポットワーク研究所所長 石橋孝宜コメント

日本農政改革・地域発展の第一人者である末松さんの顧問就任、大変嬉しく、とても心強く存じます。末松さんとこれまでお話する中で、農業分野の担い手確保や農業の関係人口増加について、国として非常に重要な課題と捉えられていることを改めて強く感じました。

スポットワーク研究所では、一次産業チームが中心となり、地方創生観点を持ちながら各地の自治体、各種団体、そして個人・法人が抱える、労働力確保や長期雇用の実現に向けて伴走し続けてきました。その最たる取り組みの一つが農業であり、様々な反響を受け、漁業での取り組みにも拡大しつつあります。

我々は、業務と労働時間を細分化して潜在労働力を顕在化させることこそが、生産年齢人口減少が進む日本において日本経済が成長を続けるための鍵となると考えております。今回の末松さんの顧問就任により、行政・自治体・事業者・働き手の皆様からのスポットワークの信頼性を高め、「はたらく」を通じた「縁」を広げてまいります。そして社として掲げるミッション「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」の実現に向けて邁進いたします。

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