プレスリリース
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タイミー、株主として物流大手の4社が新たに資本参画 〜「物流2024年問題」に直面する業界の中長期的な発展のために パートナーシップを強化〜

株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺)は、セカンダリー取引ラウンドを実施し、AZ-COM丸和ホールディングス、セイノーホールディングス、NIPPON EXPRESSホールディングス、福山通運(※1)の物流企業4社が当社の新規株主として参画したことをお知らせいたします。
(※1)五十音順

資本参画の背景

2024年4月、トラックドライバーの働き方改革関連法が適用されることから、物流業界は深刻な人手不足に直面するとみられています。何も対策を講じなかった場合、2030年度には34%の輸送力不足の可能性があるとされており、インフラとしての物流を支えるために、解決が求められています。政府は、中長期的な環境整備が必要であるとし、物流の適正化・生産性向上、効率化を見据えた「物流革新に向けた政策パッケージ」を提示しました。(※2)

こうした背景から、タイミーに掲載された物流系業務の募集人数は年々増加傾向にあり、2023年は前年比約1.8倍と、過去最高を更新しています。

今回資本参画した物流大手4社とのパートナーシップの強化は、短期的にはスキルを要しない仕事の切り出しによるトラックドライバーの負担減少。中長期的には、政府の「物流革新に向けた政策パッケージ」にあるような「女性や若者等の多様な人材」との接点づくり、「消費者の行動変容」につながるような機会の提供を可能にするものと考えます。

今後は共同で、物流業界でのタイミー利用拡大、さらには物流業界で働く上でのスポットワーカーのスキル向上や、その後の長期就業を目的とした取り組み等の実施。物流業界における人材課題の抜本的な解決に貢献することを目指します。

(※2)内閣府「物流革新に向けた政策パッケージ」:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/buturyu_kakushin/kettei.html

資本参画した投資家について

■AZ-COM丸和ホールディングス株式会社
AZ-COM丸和ホールディングスグループは、1970年の創業以来、輸配送サービスブランド“桃太郎便”を展開し、物流事業者として人々の日常生活を支えてきました。現在は小売業に特化した3PL(物流一括請負)事業者として、EC物流、低温食品物流、医薬・医療物流をコアと位置付け、加えてSDGsの取り組みの一環としてBCP物流を強化しています。また全国のトラック運送事業者ネットワーク「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」を設立し、パートナー企業との安全・安心・安定した物流基盤の構築に取り組んでいます。

■セイノーホールディングス株式会社
「価値創造」をセイノーグループの使命とし、「カンガルー便」を提供する西濃運輸を中心とした輸送事業の他、自動車販売事業、物品販売事業、不動産賃貸事業、その他関連事業を行っています。
共創・共生の考えのもと、業種や業態を超えてつながり、お客様のお困りごとを解決する新たな価値を提供することで、お客様の繁栄に貢献し、「すべての人に笑顔と幸せをお届けする」よう挑戦を続けています。

■NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社
NIPPON EXPRESSホールディングスは、日本通運をはじめとするNXグループを統括する持ち株会社です。NXグループは、1937年の創立以来、モノを運ぶことを通じて人・企業・地域を結び、社会の発展とともに歩んでまいりました。グローバルロジスティクスカンパニーとして世界50ヵ国(*2023年12月末現在)で、航空・船舶・鉄道・トラック・倉庫・ITを活用し、高品質なロジスティクスサービスを提供しています。

■福山通運株式会社
福山通運は、全国約400ヵ所の物流拠点と流通・情報インフラを駆使し、全国どこでも、お客様の荷物をお届けします。産業や国民生活を支えるライフラインである物流というサービスを安全・安心にそして継続して提供するとともに、「経済発展への貢献・地域社会との共生・環境保全の推進」を社会的責任と認識し、社会から信頼される企業を目指しています。

新規投資家からのコメント

■AZ-COM丸和ホールディングス株式会社
取締役常務執行役員 事業推進グループ長 岩﨑 哲律
当社グループでは物量の波動に対応するため全国の物流センターでタイミー社のワーカーの皆様にご活躍いただいております。物流業界では慢性的な人手不足が大きな課題であり、物流業界に特化した「はたらく」マッチングサービスを設計、提供する同社との協業は両者の持続的な成長を可能にするものと考えています。今後もさらに連携を深め、共に成長するパートナーでありたいと思います。

■セイノーホールディングス株式会社
代表取締役社長 田口 義隆氏
セイノーグループでは、ロジスティクス分野での軽作業や荷役作業、またドライバーの補助作業員などのアルバイト従業員採用に関して協力関係を築いており、有効な成功実績も積み上がってきました。今回は、このパートナーシップが強化される事で、「タイミー」を活用した定着力・採用力が確実に向上すると確信しています。物流業界で働くスポットワーカーのスキル向上や、その後の長期就業を目的とした取り組みの実施等、人材課題解決の成功事例を内外に発信して参ります。

■NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社
常務執行役員 大辻 智氏
物流業界における人手不足という社会課題への取り組みの一つとして、デジタル技術に強みのあるタイミー様に資本参画させていただきました。NXグループとして多くの物流現場をもつ当社と、タイミー様との共創により新たな価値創造を目指します。柔軟な働き方を求める多様な人財とのタッチポイントを増やし、事業継続力を高め、お客様に選ばれる企業グループへと成長していきたいと考えております。

■福山通運株式会社
代表取締役副社長 熊野 弘幸氏
物流業界は、2024年問題をはじめドライバー不足や環境問題など様々な課題に直面しております。このような変革期において、持続可能な輸送サービスの構築が求められるなか、タイミー様が提供する革新的なサービスは、諸課題の解決に繋がるものと考えております。タイミー様と出資者の皆様と連携し、物流の効率化を推進するとともに物流業界の持続的発展に寄与してまいります。

弊社代表取締役 小川嶺 コメント

コロナ禍を転機として物流業界専門チームを組成して以来、タイミーは物流企業様の人材課題解決に伴走させていただいてきました。数々の物流業界の経営者の方々にお会いする中で、もっと深く業界に貢献したいとの思いが強くなった結果、弊社に信頼をお寄せいただいている企業様のお力添えのもと、今回の資本参画が実現されました。
2024年問題解決の一助として、荷役分離を目的としたスポットワーカーの活用をはじめ、タイミーの貢献可能性は高いものと考えております。
今後も、物流業界の課題にどこよりも寄り添うサービスの設計を目指してまいります。

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