スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺)は、開発生産性やコード品質の向上を目的とし、松本宗太郎をフルタイムRubyコミッターとして採用したことをお知らせします。
「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッションの実現に向け、開発における生産性やコード品質向上に取り組み、さらなる事業拡大を進めてまいります。
フルタイムRubyコミッターのご紹介
Rubyコミッター:松本宗太郎(Soutaro Matsumoto)
【略歴】
Rubyコミッター。大学院でRubyプログラムの型検査の研究に取り組み、修了後はスタートアップでWebアプリケーションの開発に従事。2017年から型検査ツールSteepの開発を始め、2019年からはRubyコミッターとしてRuby標準の型定義言語RBSの開発を主導する。2024年4月、タイミーにフルタイムRubyコミッターとして入社。博士(工学)。
Rubyコミッター 松本宗太郎コメント
「Rubyでも型検査が出来ればいいのに」と学生のときに思いつき、中断を挟みながらも20年考え続けてきました。
2020年リリースのRuby 3.0で重要な新機能のひとつとなったRBSは、Rubyプログラムの型情報を記述するもので、AWS SDKやSelenium、Prismなどの、広く利用されているRubyライブラリでも採用されています。Steepは、RBSで記述された型情報を活用するためのツールで、Rubyプログラムの型検査を行い、IDEと連携してソースコードの編集や読解を支援します。SteepによるIDE連携やRBSでの型情報の記述は、チームによる信頼性の高いソフトウェア開発を続けていく基盤として、Rubyプログラミングの体験を大きく向上するものであると信じています。
タイミーでは、引き続きSteep・RBSの開発とその周辺の領域に取り組んでいきます。タイミーのミッションである「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」の実現に向け、Rubyプログラミングの環境を改善しより良い体験を実現することで、ソフトウェア開発者の時間を豊かにすることを目指します。
執行役員 CTO(Chief Technology Officer)亀田 彗コメント
タイミーではサービス提供にあたり、プログラミング言語Rubyを中核技術として用いております。
Rubyの進化と発展はめざましく、タイミーでも2018年にサービスを提供してから今日に至るまでRubyの表現力の豊かさにより素早く安定した開発を実現し、Rubyの進化によりパフォーマンス改善や安定性向上の恩恵を受けながらサービスを前に進めております。
このような素晴らしい言語であるRubyは、オープンソースとして、有志の方々の開発と支援によって成り立っているプログラミング言語でもあります。そのためRubyを利用している会社として、単にRubyを利用するだけでなく、様々な形で貢献する必要があると考えております。松本氏の参画により、Rubyの発展に貢献できることを非常に嬉しく、そして頼もしく思っております。
松本氏がRubyコミッターとして主として開発されているSteep・RBSは今後のタイミーのシステムの信頼性を高める上で重要な技術と捉えております。松本氏の参画により、タイミーでのSteep・RBSの活用が進むこと、併せてタイミーの規模感での取り組みを、松本氏のRubyの開発活動に還元できることに非常にワクワクしております。
代表取締役 小川 嶺 コメント
タイミーは「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッションを掲げています。
「はたらく」という広大な領域にてインフラを実現することは、意義深く困難な挑戦であり、タイミーの基礎技術であるRubyの発展も欠かせないと考えております。
松本さんの参画により、インフラをつくる開発組織にさらに一歩近づくことができたと感じております。
インフラをつくるためには、何十年以上、時代のニーズに合わせてプロダクトを進化させる必要があり、そのためには様々な専門性を持った方が必要です。ミッションの実現に向けて様々な専門性を持った方が活躍できる会社を目指していきます。
タイミーでは、ミッション「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」を目指しております。
現在もエンジニアをはじめとした各ポジションでの採用を強化中です。
ご応募お待ちしております。
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