プレスリリース
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タイミー、介護業界での勤務経験者へのアンケート調査結果を公開

スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺)は、タイミーを通じて介護事業所で働いたことのある働き手253名を対象に、「介護のスポットワーク」についてのアンケート調査を実施しました。

国民の5人に1人が後期高齢者の超高齢化社会に突入し、医療・介護業界へ影響が懸念される「2025年問題」が迫る中、介護職員の人材確保が大きな社会課題となっています。タイミーでは、介護業界の人材確保が課題化されている状況を受け、2023年4月からスポットワークの普及活動を本格化しました。ワーカーの保有資格や経験値に合わせて業務を細分化し、タスクシフトの切り分けをサポートすることで、介護現場の生産性向上を推進。「タイミー」では、有資格・経験者向けのものから無資格・未経験者が働けるものまで、多様な介護系のお仕事が募集されています。(※1)

タイミーに登録する介護分野の有資格者は28万5000人を突破

また、タイミーに登録するワーカー(※2)900万人(2024年9月時点)のうち、介護分野の有資格者(※3)は、2024年7月に28万5000人を突破しました。

介護業界でのスポットワークの活用の広がりとともに、増加し続けている介護分野の有資格ワーカー。タイミーでは、潜在有資格者の復帰や未経験者の業界外からの参入の機会を提供することで、介護業界の人材確保に貢献することを目指して普及活動に取り組んでいますが、実際の介護現場では、どのようにスポットワーカーが活躍しているのか。スポットワークが介護業界へ貢献できることの可視化を目的に、実際に「タイミー」を通じて介護事業所でスポットワークを経験したことのある方へ、資格・経験の有無、働く前後の変化などの実態調査を実施しました。

(※1) 介護業界のスキマバイト利用実態レポート:https://corp.timee.co.jp/news/detail-2631/
(※2)タイミーの働き手
(※3)介護職員初任者研修修了者、介護実務者研修修了者、介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、看護師・准看護師の資格保有者の合計

実態調査のTOPICS

  • 介護事業所でのスポットワーク経験者のうち、約80%が介護資格保有者。「介護職員初任者研修修了者」や「介護福祉士」などをはじめ、多彩な資格保持者が活躍しています。
  • 初めて介護施設でスポットワークをしようと思った時の動機は、「希望の時間帯と合致したから(75.9%)」に次いで「元々介護資格を保有しており、資格が活かされるから(33.6%)」、「過去に介護業界で働いた経験があり、経験が活かされるから(32.8%)」スポットワークが資格や経験を活かす機会になっていることが明らかに。
  • 現在の就業状況は、「過去に介護施設で正社員やシフト制のパート、アルバイトとして就業した経験があるが、現在は働いていない(39.5%)」のうち、有資格者が35.6%、「介護施設で正社員やシフト制のパート、アルバイトとして就業した経験はない(22.1%)」のうち、有資格者が7.9%。これらの、介護分野の資格を持っているが現在就業していない、または就業したことがない「潜在有資格者」は43.5%で、スポットワークが潜在有資格者の業界への復帰の機会になっていることが分かる結果に。
  • 「過去に介護施設で就業した経験があるが、現在は働いていない」理由はスポットで働く方が、職場環境や人間関係などに悩むことがなく気軽に働けるから」が42.0%と最多。自分のペースで働けるスポットワークの特性に魅力を感じている人が多い傾向。
  • タイミーを通じた介護施設での勤務を経て、「介護業界で働くこと」のイメージが「向上した」と回答した人は44.3%。介護業界での就業経験がない人からは、「勤務前に想像していた以上に自分にできる仕事があると感じた(51.6%)」、就業経験がある人からは、「スポットワークなら気軽に働けると感じた(50.6%)」や「過去の介護施設での勤務経験を思い出しやっぱり介護の仕事が楽しいと感じた(37.0%)」などの声が寄せられた。

調査結果 詳細

介護事業所でのスポットワーク経験者のうち、約80%が介護資格保有者

「タイミー」を通じた介護事業所でのスポットワーク経験者のうち、介護分野の資格を保有している人は約80%でした。保有している資格は入門資格とされる「介護職員初任者研修修了者(ヘルパー2級)(57.1%)」が最多で、次いで「介護福祉士」が44.3%。その他のフリーアンサーでは、「認知症介護実践者」や視覚障がいにより移動が困難な方の外出を支援する「同行援護介助者」の有資格者もみられました。

食事の配膳・下膳や利用者の見守りなど、多岐にわたる業務でスポットワーカーが活躍

タイミーを通じて働いたことのある業務は、「食事の配膳・下膳(68.8%)」「利用者との交流(レクリエーション・見守り)(62.8%)」を主に、身体介助や送迎などの経験者も見られました。業務を細分化し、働き手の保有資格や経験値に合わせて任せられる業務を切り出すことで、多岐にわたる業務でスポットワーカーが貢献しています。

初めて働いた時の動機は、希望時間との合致に次いで「資格・経験が活かされること」が上位に

初めて介護施設でスポットワークをしようと思った時の動機は、「希望の時間帯と合致したから(75.9%)」という便益的な理由に次いで「元々介護資格を保有しており、資格が活かされるから(33.6%)」、「過去に介護業界で働いた経験が活かされるから(32.8%)」が上位に。スポットワークが保有資格や過去の経験を活かす機会になっていることが分かりました。

スポットワークが介護業界経験者の副業や復帰、参入の機会に。潜在有資格者の発掘にも貢献

タイミーを通じて介護事業所でスポットワークをする前の介護業界での就業経験については、

「過去に介護施設で正社員やシフト制のパート、アルバイトとして就業した経験があるが、現在は働いていない(タイミーを通じたスポットワークのみ)(39.5%)」と「本業として、定期的に介護施設で働いている(タイミーは副業としての利用)(38.3%)」が1.2pt差という結果に。また、「介護施設で正社員やシフト制のパート、アルバイトとして就業した経験はない(タイミーを通じたスポットワークのみ)」は22.1%でした。

介護業界での就業経験者が再び働いたり、本業で働いている人が副業として働いたり、これまで介護業界での勤務経験がない人が働き始めたりと、スポットワークを通じて様々な形で介護業界との接点が生まれていることが分かります。

また、介護分野の有資格者に焦点を当ててみると、「過去に介護施設で正社員やシフト制のパート、アルバイトとして就業した経験があるが、現在は働いていない(39.5%)」のうち、有資格者は35.6%、「介護施設で正社員やシフト制のパート、アルバイトとして就業した経験はない(22.1%)」のうち、有資格者は7.9%でした。これらの、介護分野の資格を持っているが現在は就業していない、または就業したことがない「潜在有資格者」は全体の43.5%で、スポットワークが「潜在有資格者」にとって業界への復帰・参入の機会になっていることがわかりました。

介護業界での就業経験者が「職場環境や人間関係などに悩むことがなく気軽に働けるから」スポットワークをあえて選択

「過去に介護施設で就業した経験があるが、現在は働いていない(タイミーを通じたスポットワークのみ)」を選択した理由は、「スポットで働く方が、職場環境や人間関係などに悩むことがなく気軽に働けるから」が42.0%で最多。「スポットで働く方が、色々な介護施設で働いて

経験が積めるから(22.0%)」という声も多く、「自分のペースで働ける」「色々な職場を経験できる」といったスポットワークの特性に魅力を感じている人が多いことが明らかになりました。

また、「本業として、定期的に介護施設で働いている(タイミーは副業としての利用)」と回答した現在の就業状況については、「タイミーを利用する以前から現在も、介護施設で正社員として働いている(タイミーは副業としての利用)」が50.5%と約半数を占めました。「タイミーを通じて勤務した介護施設に、正社員やパート、アルバイトとして長期就業した。現在、タイミーは副業として利用している」と回答した人は9.3%で、スポットワークをきっかけに介護事業者に長期就業し、現在も「タイミー」を通じてスポットワークを継続している人が一定数いることが分かりました。

2回以上継続して働くワーカーが62%。理由は「希望の時間に合致しているから(74.1%)」という便益的な理由に次いで「職場の人たちが優しかったから(41.4%)」が上位に

これまでタイミーを通じて介護業界で働いた回数は、2回以上勤務経験がある「2〜5回(35.6%)」「5〜10回(20.9%)」「それ以上(5.5%)」の合計が約62%でした。半数以上が継続して介護事業所でスポットワークをしていることが分かります。

また、2回目以降の勤務について、また働こうと思った理由は、「希望の時間に合致しているから(74.1%)」という便益的な理由に次いで「職場の人たちが優しかったから(41.4%)」が選ばれました。

介護施設でのスポットワークを経て「介護業界で働くこと」のイメージが向上した人は44.3%

タイミーを通じた介護施設での勤務を経て、「介護業界で働くこと」のイメージが変化したかどうかに対しては、「イメージが向上した」と回答した人が44.3%でした。

スポットワークをする以前に介護施設で勤務した経験が「ない人」と「ある人」とにそれぞれに「どのように向上したのか」を確認すると、経験がない人は「勤務前に想像していた以上に自分にできる仕事がある(色々な仕事を任せてもらえる)と感じた」「勤務前に想像していた以上に働きやすいと感じた」「勤務前に想像していた以上に職場の人たちが親しみやすいと感じた」がいずれも51.6%で最多に。経験がある人は、「過去の介護施設での勤務経験とは異なりスポットワークなら気軽に働けると感じた(50.6%)」が約半数を占めたほか、過去の介護施設での勤務経験とは異なり働きやすいと感じた(42.0%)」や「過去の介護施設での勤務経験を思い出しやっぱり介護の仕事が楽しいと感じた(37.0%)」という声も多く寄せられました。

未経験にとっては、現場経験がなくても活躍できることを実感して自信がつき、経験者にとっては、自分のペースで働けるスポットワークだからこそ、過去の就業経験よりも働きやすいと感じたり、再び介護業界への愛着が湧いたり。スポットワークを通じて介護業界の精神的・身体的負担が大きいといったイメージを払拭し、介護業界で働く魅力を発見・再発見する機会にもなっていることが分かりました。

よい職場と出会えたら、介護事業者での長期就業を希望する人は58.5%

よい職場と出会えたら、タイミーを介さずに直接その企業で働く長期就業を望む人は58.5%でした。そのうち、過去に介護業界で就業経験がある人は21.3%、就業経験がない人は10.7%です。前述の通り、スポットワークを通じた出会いや体験から介護業界で働くイメージが向上し、業界外からの参入や経験者の復帰のきっかけになっていること、ひいては人材確保の一助となり得ることが期待される結果となりました。

タイミーは、タグライン「はたらくに“彩り”を。」をテーマに、「はたらく」を通じた出会いや体験が、働き手の人生の可能性を広げることを目指しています。今回のアンケート調査により、自分のペースで働けるスポットワークが、一度業界を離れた人材が復帰したり、本業を持ちながら資格・経験を活かして働いたりと、介護業界で働く人の選択肢を広げていることが分かりました。タイミーは、今後も新しく自由なスポットワークを通じて、人材確保や生産性の向上など、介護業界の課題解決に取り組んでまいります。

アンケート調査概要

  • 調査名:「介護のスポットワーク」についてのアンケート
  • 調査期間 :2024年8月28日(水)〜2024年9月2日(月)
  • 調査対象 :タイミーを通じて介護事業所で働いたことがある働き手253名
  • エリア   :47都道府県 調査方法 :インターネット
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