
スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺)は、三田市と事業連携に関する協定を締結し、タイミーを活用したひとり親の方の就労支援を開始します。兵庫県内の自治体との連携は今回が初となります。
本協定では、高齢者、障がい者、生活保護受給者、生活困窮者等の中で働くことを望む市民の方々におけるスポットワーク活用についての調査研究も実施する予定です。
「ひとり親」就労支援実施の背景
ひとり親家庭は、全国で119.5万世帯あります(※1)。ひとり親の方(母子家庭)の一般的な課題として、厚生労働省は「就業経験が少なかったり、結婚、出産などにより就業が中断したりしていたことに加え、事業主側の母子家庭に対する理解不足などにより、その就職や再就職に困難を伴うことが多い」ことなどを挙げています。
三田市においても、ひとり親の方からの相談件数が年30%程度ずつ増加しており(※2)、就労や経済に関する相談も全体の35%と多く存在していることが課題となっています。
※1 厚生労働省「全国ひとり親世帯等調査」(2021年):https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/22/dl/1-02.pdf
※2 三田市提供
「ひとり親」就労支援の内容
三田市の相談支援を受けているひとり親の方々に、タイミーのサービスを活用いただきます。働くことの敷居が低いタイミーを通じて、ひとり親の方に様々な就業体験の機会を提供することで、働くことへの自信をつけていただくなど、就労支援上の積極的な効果が期待できます。
このような「スモールステップ」であるタイミーでの「はたらく」を経由した後、事業者による長期雇用への接続支援や、ハローワークの職業相談への誘導など(※3)、経済的自立への支援をシームレスにすることを目指します。
※3 経済的自立として、「ハローワークの職業相談に円滑に誘導する」、「就労中のパートタイム労働等に加えて、タイミーをプラスαの就労として組み合わせる」、「タイミーで働いた就業先で長期雇用を目指す」などのアプローチも想定されます。
「ひとり親」就労支援の流れ
1. 市内事業者に「ひとり親応援企業(仮称)」として協力を求め、ひとり親の方に配慮された求人を量的・質的に充実させます。
2. タイミーにおいて、「ひとり親応援企業(仮称)」の求人を専用サイトに一覧化するなどして見える化します。
3. 三田市の相談支援を受けているひとり親の方に対し、相談過程で該当求人を積極的に案内し、企業とのマッチングを進めます。
4. タイミーによる就労後に、再び三田市の個別相談に移り、今後の支援の進め方をひとり親の方と決めていきます。
※4 相談者のうち、市が就労可能と判断した方に限られます。
タイミーと地方自治体との連携について
当社はこれまで11道府県・19自治体と連携協定を締結しており、今回の三田市との連携は12道府県・20自治体目となります(※5)。
※5:タイミーの過去自治体連携事例:
https://corp.timee.co.jp/news/?tag=local-government