すぐに働けてすぐにお金がもらえるワークシェアアプリを提供する株式会社タイミー(所在地:東京都渋谷区、代表取締 役:小川嶺、以下タイミー)は、β版で提供していた「ただ旅」を改称し、新規事業として「タイミートラベル」を本日正式リリースします。タイミートラベルとは
タイミートラベルとは、 “第二の故郷をみつけよう”をコンセプトに、労働を通じた現地の人々とのふれあいの機会を提供するサービスです。ユーザーは交通費・宿泊費を負担することなく地方へ行くことができるため、手軽に現地で生活を体験できます。北海道から沖縄まで、一度は現地で生活を体験したかったという夢を叶えるサービスになっております。
地方の課題
近年、地方から東京への人口流入による過疎問題がますます深刻化しています。それに伴い 2014 年に政府が「地方創生」 を政策として打ち出し、各地方自治団体も独自で事業を推進しています。人口減少時代を迎えた日本では、移住民を表す「定住人口」でも観光目的「交流人口」でもない、「関係人口」と呼よばれる近年若者を中心に増えてきている層をいかに増やすかがポイントだと言われています。彼らのような地域外の人材が将来的にその土地に移住し、地域づくり担い手となることが期待されています。
ただ旅での仮説検証
2019年4月にβ版として行った「ただ旅」では、2名の募集に対して130名の応募が集まるなど、想像をはるかに超える反響がありました。その後、実際に使ってくださったユーザーやクライアントにヒアリングを重ね、「タイミートラベル」というサービスとして新たにリリースしました。
β版に参加された方からは「一石五鳥ぐらいですかね、もっとあるかもしれません。無料で普段できないことが体験できることが大きな魅力だと思います。」というようなお声をいただきました。
立ち上げの背景
株式会社タイミーは2018年に立ち上げた単発バイトアプリ「タイミー」をメインサービスとしています。現在、リリースから一周年を迎え、現在首都圏を中心に2500店舗以上での人手不足の解決に貢献しています。
しかし、タイミーの展開エリアを拡大することは時間がかかり、地方の人手不足にいますぐ貢献することが難しい状態が続いてきました。加えて、近隣民が働き手であるタイミーでは地方の人手不足の根本的な解決ができないのではと思い悩んでいました。
結論として、将来的に移住する人を増やすためには、地域に魅力をより手軽に感じられる機会を設けることが重要だとの考えに至りました。よって、費用をかけずに現地に行き、そこでの生活を何泊か体験することができる仕組みを考え、現地で稼ぎながら色々なところを行き来できる「タイミートラベル」を立ち上げることとなりました。
地方の人手不足を本質的に解決するためには短期的な解消ではなく、長期的に見て移住を込みにした地方創生が必要です。ユーザーが交通費・宿泊費をかけることなく、移住の高いハードルを取り除いていただくため、「第二の故郷を見つけよう」を本サービスのコンセプトとしております。
生活を体験することができる場所一例
現在8箇所の案件を公開しておりますが、2020年夏には100箇所の案件を公開できるよう目指して参ります。
◆株式会社ビビッドガーデンとの業務提携を行い農家の課題解決を目指す
ビビッドガーデンは「生産者の“こだわり”が正当に評価される世界へ」をビジョンに掲げ、こだわり生産者に高い利益率での販路を提案するオンラインマルシェ『食べチョク』を提供し、全国から500軒以上の生産者が登録しています。そして『タイミートラベル』 は地方の人々とのふれあいの機会を提供するサービスで、関係人口の増加に貢献できます。
また地方へ労働力を提供することにより生産者の繁忙期における人手不足を解消することができます。
両社の連携により、関係人口の増加・農業における人手不足解消に貢献できると考え、業務連携に至りました。
業務連携の内容
・ 『食べチョク』の登録生産者における『タイミートラベル』の活用促進・サポート
・ 関係人口の増加における取り組みの連携
※詳細については両社間で協議のうえ、別途取り決めを行う予定です。
タイミートラベルの今後の展開
日本には現地の人しか知らない魅力的な場所がたくさんあります。そのような場所で働きながら暮らす環境を作り、関係人口の増加と移住のきっかけを提供したいと考えています。タイミートラベルを通じて地元の人の暖かさなどを感じていただけたら幸いです。また、来年を目処にタイミー本体の評価の高いユーザーのみが応募することができるプレミアム案件などを作り、本体事業とタイミートラベルの連携を測っていければと思います。