調査レポート
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タイミー、シニア世代のスポットワーク利用実態レポート(2026年度版)を公開 —-60歳以上の働き手は2026年7月末時点で約47万人 「エイジフレンドリー」時代にスポットワークがシニアの安心就業を後押し—

スキマバイトサービス「タイミー」を展開する株式会社タイミー(本社:東京都港区、代表取締役:小川嶺)は、2026年4月の改正労働安全衛生法(高年齢労働者の労働災害防止に向けた取り組みの努力義務化)施行などシニア就労への関心が高まる中、「タイミー」を利用する60歳以上の働き手867名および、「タイミー」でシニア人材とマッチングしたことのある事業者747拠点を対象にアンケート調査を実施しました。あわせて働き手の「タイミー」の利用データから、「シニア世代のスポットワーク利用実態調査(2026年度版)」を発表いたします。

背景

スキマバイトサービス「タイミー」は、年齢やライフスタイルに縛られない新しい働き方の選択肢として幅広い層に浸透しており、シニア世代における利用も着実な伸びを見せています。近年の深刻な労働力不足を背景に、シニア人材のさらなる社会参加が求められる中、「タイミー」ではシニアの働き手の実態を紐解くべく、2023年・2024年・2025年とシニア層に焦点を当てたスポットワーク利用実態レポート(※1)(※2)(※3)を発表してまいりました。
本レポートでは、シニア世代の利用に関する最新の情報に加え、今年4月に改正された労働安全衛生法の中で努力義務化された、高齢者が安全・安心に働ける職場環境づくりを目指す「エイジフレンドリー」(※4)の観点から、シニアのスポットワークにおける就業ハードルに目を向けた調査結果をご紹介します。

※1: シニアワーカーのスキマバイト利用実態レポート(2023年9月)
https://corp.timee.co.jp/news/detail-1961/
※2:タイミー、シニア・プレシニア世代のスポットワーク利用実態調査を実施(2024年5月)
https://corp.timee.co.jp/news/detail-2856/
※3:タイミー、シニア世代のスポットワーク利用実態調査(2025年版)を実施 ーー60歳以上の働き手は2025年4月時点で約31万人、最高齢は90歳に(2025年9月)
https://corp.timee.co.jp/news/detail-5137/
※4:エイジフレンドリーに関する努力義務化:改正労働安全衛生法により、事業者には、高年齢労働者の労働災害防止に向け、身体機能の変化等に配慮した職場環境の整備などに努めることが求められています。厚生労働省は、その具体的な考え方として「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン(エイジフレンドリーガイドライン)」を示しています。

本レポートのサマリー

【1】シニアワーカー数は前年同月比約1.4倍(約47万人)に増加
多様なライフスタイルの広がりに加え、自身の体調に合わせて無理なく働ける「スポットワーク」の手軽さが、シニア層の新たな社会参加をさらに後押ししています。

【2】業務切り出しにより、シニアワーカーの約8割が「安心して業務に取り組めた」と回答
企業側がシニアのワーカーに合わせた業務切り出しを行うことで、「新しい職場への不安」を払拭し、安心して業務に取り組めている様子がうかがえます

【3】事業者の33.9%が受け入れ時にエイジフレンドリーを意識した「業務の切り出し」を実施
年4月に施行された改正労働安全衛生法(エイジフレンドリー努力義務化)への意識が高まるなか、事業者の33.9%が受け入れ時に「重量物の除外やシングルタスク化などエイジフレンドリーを意識した業務内容の簡素化に取り組んでいることが分かりました

 

 

全体傾向

シニアワーカー数は2026年時点で約47万人、前年同月比約1.4倍に増加

60歳以上の働き手は、2026年7月末時点で約47万人にのぼり、前年同月比約1.4倍となりました。
総務省の統計局調査においても65歳以上の高齢者の就業者数は過去最高を更新し続けています(※5)。 このようなシニア層の就業意欲の高まりを背景に、「タイミー」のような「面接なし・短時間」で自身の体力に合わせて無理なく働けるスポットワークが、シニアにとって柔軟に働ける選択肢の一つとして定着し始めたことが考えられます。

※5:総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者」
総務省が毎年「敬老の日」に合わせて公表しているデータ等より引用。高齢者の就業者数は長年連続で増加し、過去最多を更新し続けています。

働き手向けアンケート調査

「タイミー」を利用するシニア世代のワーカーに、「タイミーを利用する前、あるいは現在、一般的なパート・アルバイト(例:週3日・1日5時間などの固定シフト)で働くことに対して、ハードルや負担を感じている/感じたことはありますか?」と尋ねると、「非常に感じた/感じている(15.5%)」「やや感じた/感じている(35.3%)」と、約半数が固定シフト等の働き方に負担を感じている/感じていたと回答しました。

一般的なパート・アルバイトで働くことに負担を感じる/感じていた具体的な理由としては、「人間関係が固定化され、職場に馴染めなかった時のストレスが大きい(38.0%)」、「体調の変化があるため、決まった日時に確実に休まず出勤できるか不安(37.3%)」、「『週〇日以上』『1日◯時間以上』といった応募条件が体力的に厳しい(33.0%)」が上位となりました。このように、従来のパート・アルバイトでは「人間関係の固定化」や「シフトの縛り」に加え、「体調の変化や体力面への不安」が主なハードルとなっています。

「業務が明確に切り出されていること」による安心感
 次にシニアワーカーに対し、「スポットワークをしてみて、業務が明確に切り出されていることで、安心して業務に取り組めましたか?」と尋ねたところ、「非常に安心できた(22.3%)」「ある程度安心できた(56.7%)」と、約8割のシニアワーカーが安心感を抱きながら業務に取り組めていることがわかりました。一方で、「あまり安心できなかった(2.7%)」などの回答はごくわずかにとどまりました。

 また「スポットワークにおいて、ご自身の能力や実績に応じた適正な業務内容が配分されていると実感しますか?という問いにおいては、「強く実感している(7.5%)」「ある程度実感している(54.2%)」」と回答した人が6割以上となりました。企業側の業務切り出しと適切な業務配分がシニアワーカーの体力面・スキル面での「無理のなさ」を生み出し、シニア層が自分の体力やスキルに合わせて安心して働ける環境の整備が広がっていると考えられます。

 また、タイミーを通じてマッチングした働き先における「怪我の不安がなく、無理なく安全に働けるような環境や配慮」について尋ねたところ、「多くの現場で整っていると感じる(39.2%)、「一部の現場で整っていると感じる(43.1%)」となり、合計で8割を超えるワーカーが「環境や配慮が整っている」と回答しました。現場での安全対策の定着が窺える結果となりました。

現場でのやりがい:人生経験やスキルを活かして「現場の戦力」として活躍
 「スポットワークで働く中で、自分は現場の重要な戦力になっていると実感する瞬間はありますか?」という問いに対しては、8割以上(「よくある(23.6%)」「たまにある(59.6%)」)のシニアが自身の貢献を実感しています。

 具体的にどのような瞬間で役に立っていると感じるかについては、「またぜひうちに来てくださいとリピートを熱望された時(76.5%)」や、「店長や社員から〇〇さんが来てくれて本当に助かったと直接感謝された時(55.0%)」などが挙げられました。年齢による制限がなく、自身のこれまでの経験をはたらく現場に活かすことができるスポットワークは、シニアワーカーに「気持ちの充足」をもたらしていることがわかります。

シニアワーカーの声

タイミーを通じてお仕事されたシニアのワーカーさんから以下のコメントをいただきました。
「シニアと若手で仕事を割り振りしてくれる企業がいました。就業前に必ずその日の手順を説明していただき、『分からない事や困った事があったら、直ぐに聞いて下さい』と親切に声をかけてもらえたことで、安心して働くことができました」
(64歳 / 専業主婦・主夫)

「軽作業で重たい段ボール(2〜30kg)を積み上げる作業があり、回数を重ねると力が入りにくく上がらなくなった時に同じタイミーを通じて働きに来た若い人に助けてもらった事があり、また声かけてくれれば手伝いますと親切にしてもらえてありがたかったです。」(63歳 / パート・アルバイト)

「勤務開始時刻以降、事務所でまず初めに業務の手順を写真付きの紙面と動画の両方で、説明を受けたことがありました。動画を繰り返し見ることも可能で、次に現場で実際に手本を示して下さり、それから実働という流れになりました。紙面の持ち歩きも可能で、全く不安のない現場でした。」(61歳 / パート・アルバイト)

このように、動画や写真による手厚い説明や業務配慮、現場でのフォローが組み合わさることで、シニア層の就業に対する不安が解消され、働く上での安心感につながっていることが分かります。

事業者向けアンケート

労働安全衛生法改正への意識がある事業者は約半数に上り、一部企業は「業務切り出し」で先行

2026年4月に施行された「改正労働安全衛生法(高年齢労働者の労災防止・エイジフレンドリー努力義務化)」に関する意識を問う質問では、「意識している(「強く意識している(7.1%)」「ある程度意識している(41.2%)」)」と回答した事業者は48.3%となり、有効回答の約半数が法改正を意識していることが明らかになりました。」

 一方で「シニア層を含むスポットワーカーを受け入れる際に、身体的負荷の軽減や安全性の確保、円滑な就業を目的として業務の切り出しを行ったか」という問いに対しては、33.9%の事業者が「はい」と回答するにとどまりました。

「体力面の配慮」と「シングルタスク化」がシニアの安心就業の鍵に
 実際に「業務の切り出し」を行った企業に具体的な配慮内容を聞いたところ、「身体的負担の大きい作業を対象外とした(53.0%)」が最多となり、次いで「工程を簡略化し、複雑な業務を避けて単一の作業に絞った(47.8%)」という結果になりました。安全面への配慮が過半数を占めるとともに、半数近くの企業が業務内容の簡素化に取り組んでいることが分かります。

事業者の声

シニアのワーカーさんが就業された事業者では、シニアのワーカーさんに対して以下のような声をいただきました。

  • 丁寧さと確実性
    スピードよりも丁寧さを大切にする業務なので、シニアワーカーさんの経験値が高いことでの丁寧さは強みであると実感しています。」
    細やかな気配りとマナー
    掃除など現場側が気づかない細かな作業を得意とされる方がいらっしゃいます。接客における姿勢や言葉遣いも非常に丁寧で、大変助かっています。
  • 高い対応力と安心感
    「介護に関する基本的な知識を備えており、応用ができ、安心して任せられる。利用者の状況を瞬時に把握し、介護が出来るなど。」

事業者がシニアの得意な作業を見極めて任せることで、長年培われた「仕事の丁寧さ」や「周りへの気配り」が活き、現場を支える大きな強みになっているとうかがえます。

調査概要
調査テーマ :【ワーカー対象】タイミーのご利用に関するアンケート
調査対象 :【ワーカー】タイミーを利用する60歳以上の稼働済みワーカー(867名)
調査期間 :2026年8月26日〜2026年9月2日
エリア :47都道府県
調査方法 :インターネット調査(株式会社タイミー調べ)

調査テーマ :【事業者対象】シニア人材とのマッチングに関するアンケート調査
調査対象 :過去2年以内に、タイミーでシニアの働き手とマッチングしたことがある
 事業所(747拠点)
調査期間 :2026年9月4日〜2026年9月10日
エリア :47都道府県
調査方法 :インターネット調査(株式会社タイミー調べ)

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