スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺)は、福岡県宗像市(市長:伊豆 美沙子)と連携協定を締結しました。
宗像市は、福岡市と北九州市の中間に位置し、北に面する玄界灘に大島、地島、沖ノ島、勝島を有する自治体です。宗像大社をはじめ神社や寺院が数多く点在し、2017年には「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界遺産に登録され、多くの観光客が訪れています。観光業に限らず豊かな自然資源を活かした農業や水産業が盛んで、玄界灘でとれる宗像のあなごは、福岡県内一の水揚げ量を誇ります。
一方、宗像市の人口は、2050年には現在の約97,000人から1万人以上減少すると推計されています。総人口が減少する一方で、65歳以上の高齢者人口は1985年以降継続して増加。高齢化の進展によって医療や介護の需要が高まり、医療・福祉分野の従事者の確保が課題となっています。また、人口減少にともない市内の各種産業の労働力が不足し、市の特徴である農業や水産業における後継者不足が深刻化しています。
この度の宗像市との連携協定では、市内の各種産業における人材不足や後継者不足を解決することを目的にしており、介護や保育などの専門業界にも力を入れていく計画です。まずは宗像市と連携しながら各分野の事業者に対して「タイミー」の説明会を実施し、スポットワークの周知や活用促進に繋げます。介護・保育などの専門的業界においては、保有資格や経験・スキルに応じた業務の切り出しをはじめとする、スポットワーカーの受け入れの事例・ノウハウをタイミーが提供。安心・安全にスポットワーカーが働ける体制基盤を構築し、潜在有資格者の発掘や、未経験者の業界への参入増加を目指します。
さらに、地方で「はたらく」体験を通じて、第二の故郷を見つけられるサービス「タイミートラベル」も活用し、市外からの関係人口創出と移住・定住を目的とした取り組みについても検討していきます。
また、宗像市民に対しても、「タイミー」を通じたライフスタイルに合わせて好きな時間・好きな場所で働けるスポットワークの広報活動や、子育て世代への就業支援など、スポットワークで働くきっかけ作りや働きやすくなる環境作りに取り組みたいと考えています。
本協定を通じて、当社が掲げる「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」のミッションのもと、宗像市の産業における労働力不足解消や後継者不足といった人材課題の解決と、市民への多様な働き方の提供を目指します。
取り組みの内容
- 宗像市と共に事業者への「タイミー」に関する説明会の実施
- 介護・保育などの専門業界への事例を元にした知見提供
- 「タイミートラベル」を活用した、関係人口創出と移住・定住に向けた取り組みの検討
- 市民に向けた多様な働き方の提案
タイミーと地方自治体との連携について
地方自治体との事業連携は、下呂市(2023年3月)、ニセコ町・倶知安町(2023年10月)、小樽市(2024年3月)、仙台市・仙台観光国際協会(2024年5月)、日光市(2024年5月)、糸島市(2024年6月)、清水町(2024年6月)、大阪府(2024年8月)、洞爺湖町(2024年8月)高梁市(2024年9月)(※)に次いで11事例目となります。
※:
- 2023年3月7日 発表:下呂市と業務提携に関する協定を締結
- 2023年10月27日発表:ニセコ町・倶知安町と包括連携協定を締結
- 2024年3月28日発表:タイミーと小樽市、労働力確保・関係人口創出に関する連携協定を締結
- 2024年5月14日発表:仙台市・仙台観光国際協会と交流人口の拡大に向けた宿泊事業者の人材確保支援等に関する連携協定を締結
- 2024年5月27日発表:タイミー、栃木県日光市と包括連携協定を締結
- 2024年6月13日発表:タイミー、スポットワークを通じた人材確保に関する協定を糸島市と締結
- 2024年6月20日発表:十勝 清水町と包括連携協定を締結
- 2024年8月2日発表:タイミー、事業連携協定を大阪府と締結
- 2024年8月20日発表:洞爺湖町と包括連携協定を締結
- 2024年9月13日発表:タイミー、高梁市と労働力の確保と関係人口の創出に関する連携協定を締結